膝に水がたまる理由について知りたい。
膝関節痛をかかえている方から「膝に水がたまってたから、抜いてもらった」なんて話を聞いたことはありませんか?
確かに人間の身体の60%は水で出来ているというぐらいですから、不思議ではありません。
しかし、この場合の水とは関節液のことをいいます。
関節液は、膝関節の潤滑油として、とても重要な役割を果たしています。
これがないと、私達の膝は常にキシキシとした状態になってしまいます。
では、なぜ重要な関節液を抜かなくてはいけないのでしょうか?
もともと関節液は、正常な膝の方で、わずか1cc程度。
しかし、膝関節痛が悪化して変形をきたしてくると、炎症を起こし関節液がどんどん溜まってくるのです。
しかも、溜まった関節液は吸収されることはありません。
溜まった関節液を放置しておくと、圧迫感や不快感を感じるようになります。
さらには、炎症して熱を帯びていますから、腫れて痛くなってくるのです。
歩くときに痛かったり、正座ができなくなるのが分かりますね。